“学んだ”だけでは終わらせなかった。SAGA Smart Terakoyaが、私の働き方と覚悟を変えた話

「起業したい」「いつかは自分の力で挑戦したい」そう思いながら、実は長い間、動けずにいました。
IT業界で30年以上働き、DXやデジタル支援の経験も積んできました。スキルも、人脈も、それなりにある。けれど、いざ“自分でやる”となると、足が止まるのです。

失敗したらどうしよう。
地域で受け入れてもらえなかったらどうしよう。
家族に迷惑をかけたらどうしよう。

頭では「動かなければ何も変わらない」と分かっているのに、行動に移せない。そんなモヤモヤを抱えていた時に出会ったのが、SAGA Smart Terakoyaでした。

受講前の私(Before)

当時の私は、会社員として働きながら、地域や中小企業の支援にも関わっていました。起業や複業への関心は強く、情報も集めていました。しかし、「準備が足りない」「もう少し整ってから」と言い訳を重ね、決断を先送りしていました。

一番の不安は、「本当に自分でやれるのか」という自信のなさでした。経験はあっても、肩書きが外れたときに、自分の価値は通用するのか。正解を探し続ける癖が、私のブレーキになっていたのだと思います。

受講のきっかけ

Terakoyaを知ったとき、正直に言えば「また新しいスキル習得のための講座なのだろうか」と思っていました。しかし説明を聞くうちに、ここは単なるスキル習得の場ではなく、「実践する人を育てる場」だと感じました。

特に印象に残ったのは、「仮説で動く」「小さく始める」という姿勢です。完璧を目指すのではなく、まず動く。その思想に、今の自分に必要なものがあると感じ、受講を決めました。

もちろん不安もありました。忙しい中で時間を確保できるのか。周囲にどう見られるのか。しかしそれ以上に、「今動かなければ、また同じ一年を過ごしてしまう」という焦りの方が大きかったのです。

初めてTerakoyaの講座を受けた時の写真。不安もある中での受講だった。

Terakoyaで得たもの

Terakoyaで印象的だったのは、講座の内容以上に「対話」でした。講師や受講生との率直な意見交換の中で、自分がいかに“正解探し”をしていたかに気づかされました。

誰かの成功モデルをなぞるのではなく、自分の経験や想いをどう社会に還元するのか。その問いを突きつけられました。
私は、小さな一歩として、自分の構想を言語化し、発信を始めました。相談も増え、フィードバックも受けました。完璧ではないけれど、止まらずに進む。その感覚を初めて掴んだのです。

Terakoyaは、答えをくれる場所ではありませんでした。問いをくれる場所でした。そして、その問いに向き合い続ける仲間がいる場所でした。

アイデアソン等のイベントに参加して、対話と仲間の重要性に気づくことができた

受講後の変化(After)

受講後、私の一番の変化は「決断のスピード」です。完璧を待たず、仮説で動く。やりながら修正する。

その結果、私はCompass Worksという社名で起業しました。地域の中小企業に対して、DXや人的資本経営の伴走支援を行っています。行政や士業との連携も広がり、具体的なプロジェクトも動き始めました。

数字以上に大きいのは、「覚悟」が決まったことです。
地域で挑戦することを、自分の選択として引き受ける。その姿勢が、仕事にも表れ始めました。

もちろん、順風満帆ではありません。不安が消えたわけでもありません。それでも、「不安があっても進める」自分になれたことは、大きな変化です。

今、そしてこれから

Terakoyaで学んだのは、スキルよりも姿勢でした。
地域に根ざしながら、デジタルの力で人と企業の可能性を広げる。その実践を、これからも続けていきます。

私は今、佐賀の中小企業と向き合いながら、「人的資本をどう活かすか」という問いに取り組んでいます。それは、Terakoyaで自分自身の可能性を問い直した経験があるからこそ、真剣に向き合えるテーマです。

これから受講を考える方へ

もし今、「やりたいけれど動けない」と感じているなら、Terakoyaはきっと意味のある場所になります。
迷いがあるままで大丈夫です。完璧でなくても大丈夫です。
大切なのは、最初の小さな一歩です。
Terakoyaは、その一歩を後押ししてくれる場所だと、私は実感しています。

バルナーズコラボイベントで中学生や地域企業とTerakoyaのメンバーとして関われたことは、主体的に一歩進めた貴重な経験だった。